転職に「負」のイメージはなくなりました
両極端の意見があるのはもちろんですが今後ますます「負」のイメージは消えて行くでしょう
この動きは諸外国に触発されてとかブラック企業の台頭だとかいう話ではなく日本が長きに渡る「洗脳」から説かれてきたことによる影響です
【診断テスト付】転職はしない方が無難な理由
いまだに親世代に「転職」の相談をするとほとんどが後ろ向きです
・もうちょっと頑張ったら
・何勝手なことしてるの
・きちんと説明しなさい
親に対する説明責任は特にありません。あなたの人生です。勝手なことをすればいいんです
この背景に関係しているのは、親の世代は特に洗脳されてきた世代だからです
バブルを経験し「個人」が頑張らなくても「他者依存」により成長できた。裕福な暮らしもできた。その方法が「我慢」でした
そんな時代を生き抜いた世代は今でこそなんかおかしいな、変わってきたのかな。と思いつつも「洗脳」から完全に脱却することは難しいのです
だから子供にも同じ価値観をぶつけ
「転職の前に我慢が必要だ」
わかるはずもない将来に対して
「きっと後悔する」
逆に私たちの世代(ちなみに筆者は1987年生まれ)は国家としての成功体験を知らない世代です
バブルは物心つく前にハジけました
世界における日本の立場は下がる一方。もはや先進国と呼べるのかどうか疑わしい状況
偏った言い方をしますがそれらは全てぼくらの親世代の責任です
ろくに学ばず進歩を嫌い、自分たちの楽しかった時代の幻想をいつまでも引きずり、ついにはその思想を代々脈々と引き継がせようとし始めました
幸い、さすがに洗脳から解き放たれた一部の人間たちが新興勢力として活動することで時代は動き始めたように感じますが、まだまだ「洗脳」から解かれていない。「時代」そのものが「洗脳」されている感覚が拭えずにいます
「とにかくがんばって働けばいい」
そんな時代はとっくに終わりました。今は「いかにがんばらずに働くか」を求める時代です
と、前置きが長くなってしまいましたが、そんな筆者が語る
「それでも転職はするな」
という想いを書いていきたいと思います
【ノリで脱サラ】しちゃったぶっとび思考法 〜宇宙1お気軽な脱サラのススメ〜|みずたこ|note
2種類の転職
まず転職には2種類あることを覚えておいてください
「前向きな転職」と「後ろ向きな転職」です
【前向きな転職】
こちらをオススメしております。
俗にいう「キャリアアップ」ですね。この場合以前の仕事よりもほぼ間違いなく「高待遇」になるでしょう
転職には見落としがちなデメリットが無数に存在します。その辺と比較しても「キャリアアップ」の場合はほぼ間違いなく良い条件にしていただけると思いますので一応確認はした方が無難ですがサクッと決断しても大丈夫でしょう
【後ろ向きな転職】
この場合はちょっと待ちましょう
この記事で1番伝えたい部分です
①今の会社の人間関係が辛い
②今の会社の仕事内容が自分には合わない
③今の会社の仕事内容が大変
もちろん会社側に問題のあるいわゆる「ブラック企業」が世にはびこっている問題は重々承知しております
しかしここでは敢えてそこに触れず進めさせてください
【診断テスト】
①今の会社の人間関係が辛い
・人間関係が辛い理由はなんですか?
・あなたが気にしなければ済む問題ではありませんか?
・過去(学生時代等)にも同じような経験はありませんでしたか?
②今の会社の仕事内容が自分には合わない
・それは今の会社で変えられないのですか?
・ではどんな仕事内容であればあなたに合うのでしょうか?
・仕事内容に合わせる努力はしましたか?
③今の会社の仕事内容が大変
・大変ではなくする(楽にする)努力はしましたか?
・大変な理由はあなたが受け身だからではないですか?
・日々改善に取り組んでいましたか?
上記3つの転職をしたい理由に、質問を各3つずつ用意しました。この質問にぜひ答えてみてください
全ての質問に即答できた方
→転職しましょう
十分に前向きな転職が可能なマインドになっていると言えるでしょう。自分に自信を持って転職しましょう
1つでも回答に詰まってしまった方
→ちょっと待って
もしかしたら転職しても根本的には変わらないかも。この質問はよくありがちな「責任を他者に転換している」場合のものです
このタイプの方は根本的に本人に問題がある可能性が高いですから、仮に転職したとしてもまた同じ理由で転職したくなります
そしてキャリアアップ以外の転職は基本的に条件やキャリア、退職金、年金等全てリセットしやり直しという感覚です
となるとやはり転職はしない方が無難です
転職では人生変わらない
転職とは基本的に「会社に雇われている状態から別の会社に雇われにいく」ことを指します
転職は人生の一大イベントとして扱われることが多いですが実際そこまで状況は変わらないのです
要はそこまで大げさに考えることですらありません
「人生変わった」とか「逆転劇」と呼ばれるもののほとんどは転職ではなく独立です。事業が成功したと言っている方々はサラリーマンではなく「経営者」なのです
勝ち組の絶対条件はサラリーマンではないことです
経験という名の転職
それでもいきなり独立はハードルが高い。これはわかりますしなんの経験、スキルもなく独立、起業は危険です。筆者も独立願望は若くしてありましたが実際に独立したのは31歳の時です
転職もいわば経験です。そのくらいの気持ちでする転職は逆にオススメです
なぜかというと、ほとんどの転職希望者は次に雇われる会社にすごく期待しています。あわよくば好条件で一生雇用されたい
この考え方こそ「他者依存」でありこういう考え方を持っているといつまでたってもうまくいかない責任を他者、すなわち会社の責任にしがちなのです
このような方は好条件の会社に雇われること自体難しいですし仮に雇われたとしても「解雇」のリスクも常について回ります
周りをよくみて欲しいのですが
「終身雇用制度」は崩壊しました
大企業が早期退職者募集という名の大量リストラに動き出しています。転職に成功したからと一生安泰という状況は今後の日本社会にはあり得ないのです
だからこそ「経験」というぐらいの気持ちで行動に移せる方は今後社会がどのように変化したとしても柔軟に思考し臨機応変に対応できることでしょう
大切なことなのでもう一度言いますが、転職は人生の一大イベントではありません
まとめ
転職は総合的に考えてキャリアアップやスキルアップ、色々な職種を経験してみたいと考える人にとっては非常に効率的です
だってあなたがどんな人間性でどんなスキルがあって会社にどの程度貢献してくれるのか、正直よくわからない状態でも転職できて会社になんの利益ももたらさない初月からある程度の給料を支払っていただけるのですから
こんな高待遇利用しない手はないですよね
でも実際問題、多くの人はこのように考えることはできず少しでも楽に、少しでも多くの給料を求めがちです
転職は自身のレベルアップに利用することが1番であると考えます。基本的なビジネスマナーが身についたら「独立」「脱サラ」を目指すのがいいでしょう
thank you