- 個人事業主の平均年収
- 個人事業主の平均貯金額
- 高収入だからといって貯金が多いわけではない
- 個人事業主が確保しておきたい貯金
- 個人事業主の資産運用の注意点
- 自営業は融資が難しい場合も多い
- お金の管理に力を入れる
- 個人事業主に向いている投資商品とは
- 安全性の高いもの
- 少額から始められる方法
- まずは自分に合った資産運用方法を知ること
個人事業主の平均年収
個人事業主といっても業種や規模は幅広く、成功している方もいればギリギリの状態で何とかやっている方もいるでしょう。
そのため、平均的な年収を出すのはなかなか難しいといえます。
年収が300万円を超えている方の割合は非常に少なく、ほとんどの方が200~300万円の範囲内となります。
高収入を得ている方も含めた平均的な金額としては、200~550万円程度。
やはりこれは業種によって差が大きいからだといえるでしょう。
年収1,000万円を軽く超えている人もいれば、300万円程度の人もいるので総合的な平均額についてチェックしても参考にはならないでしょう。
個人事業主の平均貯金額
こちらについても同じことがいえます。年収の多い個人事業主であればそれなりの貯金額は珍しくないものの、その日暮らしで何とかやりくりしている方の場合は、貯金どころか借金に悩んでいる方もいるのです。
自営業者に限ったことではありませんが、全く貯蓄がない方も珍しくありません。
また、個人事業主の方の中には、毎月の収入が安定しない方もいるのではないでしょうか。
たくさん稼げる月もあればそうでない月もある方も多いため、やりくりをしていく中で貯金どころではないという方も多いです。
なかなか状況が難しい方も、支出と収入について考えてみましょう。
高収入だからといって貯金が多いわけではない
年収500万円の人に比べると、年収1,000万円もらっている方は貯金がしやすいように感じるかもしれません。
しかし、必ずしもそうとは言えないのです。
特に自営業者の場合、売り上げが大きくなると、その分支出も増えますよね。
サラリーマンのように安定しているわけではない働き方なので、万が一の時に備えてできるだけ貯金は用意しておいた方が良いかもしれません。
個人事業主が確保しておきたい貯金
もちろん貯金額は多ければ多い方が良いのですが、小規模経営で個人事業主と働いている方は、万が一ケガや病気で働けなくなった時のことを考え、最低でも給料×3ヶ月分をくらいは貯金をしておきたいところです。
できるだけ早い段階でこの資金を用意しておくのが理想的ではありますが、1年ほどの時間をかけてムリなく貯金をし、3ヶ月分の貯金に取り組んでみましょう。
自営業はうまく成功できれば収入が多いものの、その分支出も増える傾向にあるので、それぞれ何にどれくらいの費用がかかっているのかをしっかりと把握し、計画を立てていくことが重要です。
資産運用について考える際にも3ヶ月分の給料を除いた資金を余剰資金と考え、運用をした方が万が一何かあった時にしっかり備えられます。
個人事業主の資産運用の注意点
個人事業主が資産を運用する際には、いくつか気をつけておきたいことがあります。
少しでも手元のお金に余裕ができたら、将来のことを考えて使えるお金を増やしたり、老後に供えるためにもできる限り資産を運用した方が良いと考えられます。
しかし、個人事業主としての事業が安定していないのであれば、急に仕事がなくなるリスクについても十分に考えておかなければなりません。
特に事業主が心配しておきたい注意点としては次のようなものがあるので参考にしてみてください。
自営業は融資が難しい場合も多い
資産運用の基本は、余剰資金で行うということです。
ただ、中には大きな利益が期待できる運用先を見つけた時などに銀行から借り入れを行って資産運用に取り組む方もいます。
ここで気をつけておかなければならないのが、個人事業主の方は銀行から融資を受けるのが難しいということ。
例えば、自分で不動産を購入して行う不動産投資のように大きな金額を借り入れて開始する運用方法は選択できない可能性もあります。
個人事業主でもしっかりと事業で成功していて収入が安定している場合には借り入れが可能なケースもありますが、基本的に借り入れをせずにできる資産運用に取り組んでいきましょう。
お金の管理に力を入れる
個人事業主として働く際には、自らしっかりとお金の管理をしなければなりません。
ですが、資産運用で投資を始めると、本業と資産運用のお金のやりとりが複雑になってしまい、うまく管理ができなくなってしまう方がいます。
特に、仕事で使う口座と、資産運用で使う口座を同じにしてしまうとこういったトラブルが発生しやすくなるので、しっかりと分けて考えるようにしなければなりません。
適当に申告をしていると税務調査などが行われた際に大きなトラブルに繋がってしまう恐れもあります。
個人事業主に向いている投資商品とは
個人事業主の方が実際に投資を行う場合には、どのような投資商品を選べば良いのでしょうか。
どの投資方法を選択しようか決めかねている方のために、ポイントについてまとめます。
安全性の高いもの
職種によって個人事業の安全性は変わってきますが、中にはあまり安定していない方も多いですよね。
そういった方に選択して欲しいのが、安全性の高い資産運用です。
大きく利益を上げることはできませんが、定期預金や国債といった超低リスクのものも検討してみてはどうでしょうか。
安定していない職業でリスクの高い投資を実践してしまった場合、両方でうまくいかなくなった時に取り返しのつかない結果になってしまう恐れもあります。
少額から始められる方法
かなり大金を貯金していてそのうちの一部を資産運用に回すということであれば良いのですが、個人事業主の中にはほとんど貯金ができていない方も多く、資産運用にまわせるお金がそれほどない方もいるでしょう。
そういった方に検討して欲しいのが、自己資金がそれほどなくても始められる投資方法です。
投資方法の中には数万円程度からでも始められるものがあるため、ムリなく始められるものを選んでみてはどうでしょうか。
借り入れをしにくい働き方ということもあり、どこかから大きな借り入れをして資産運用をするスタイルはおすすめできません。
まずは自分に合った資産運用方法を知ること
一口に「資産運用」といっても様々な方法があることはご存知でしょうか。
株式投資、FX、投資信託、インデックス、ETF、REIT、不動産、先物、金、暗号通貨…
さらにそれぞれ長期保有を前提とした手法、キャピタルゲイン狙いなのかインカムゲイン狙いなのか。短期で売買を繰り返すデイトレード、期間によりスイング、スキャル等々。
まずは自分にはどのような手法が合っているのか確かめて、その分野の勉強から始めてみませんか。
簡単に診断できるサービスがありますので紹介しておきます。
thank you